WordPressテーマをSOY CMSに組み込んでみる、その4

前回までで一通りの更新、フォームの管理まで設定が完了しました。でもこれだけで運用をスタートさせると不便な場合があります。

  • 編集の頻度の高いところ・・・記事
  • 編集の頻度の低いところ・・・ページ(のテンプレート)

というのが大まかな役割分担なので、記事で管理していない場所でも、一ページだけの変更であればページのテンプレートを直接編集してしまえば済みます。ただ複数のページ(多くの場合、すべてのページ)にまたがって存在する部分、ヘッダーやフッター、サイドカラムなどを修正したいという場合にとても手間がかかります。

そういった場合にも、SOY CMSでは「記事」を使います(モジュールという機能も存在しますが廃止予定のため今は使わないでください。将来的にもっと便利な機能に置き換える予定です)。

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WordPressテーマをSOY CMSに組み込んでみる、その3

前回までの解説でトップページのお知らせ、ブログ部分とそのリンク先になる詳細ページ、またお知らせ、ブログの一覧ページの更新をCMSで行えるようになりました。

今回はお問合せフォームの設置について説明します。もとのWordPressのテーマにはこのようなフォームがあるので、これをSOY CMSの拡張機能「SOY Inquiry」で作成します。

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WordPressテーマをSOY CMSに組み込んでみる、その2

前回はトップページのお知らせ、ブログを更新できるところまで作業を行いました。元のWordPressテーマだとお知らせ等のタイトルには詳細ページへのリンクが張られています。また、お知らせ一覧のページも存在します。今回はその部分を設定していきます。


ブログの作成はSOY CMSでは「ブログページ」を使用します。テンプレートの記述方法は前回説明した「標準ページ」とほぼ同じですが

  • ブログページ一つで三種類のテンプレート(トップ、アーカイブ・カテゴリー、詳細)を持つこと
  • ラベルの使い方が異なること
  • ブログページでだけ使えるb_block:idがあること

が特徴です。


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WordPressテーマをSOY CMSに組み込んでみる、その1

以前告知させていただいたバージョンアップが遅れていてすみません。8月中旬にはベータ版を公開できる予定です。


さて、SOY CMSのお話をしていると「WordPressとどう違うの?」「テーマが充実していると使いやすいんだけど」というお話をよくされます。そこで今回はWordPressのテーマとして配布されているものをSOY CMSに組み込んでみるときにどういう作業になるのか順を追って説明してみようと思います。

テーマとしては、GPLライセンスで配布されているということで、こちらのサイトからダウンロードできるBizVektorを使わせていただきます。


WordPressサイトが完成している状態からSOY CMSでお知らせ、ブログの更新運用ができる状態になるまで、本記事で行う作業の総所要時間は慣れた人が行った場合で「約2時間程度」です(※WordPressの機能をフルコピーするというのではなく、あくまで基本的なサイトを基本的な運用ができる状態にセットアップする、という趣旨です)。

※以下、せっかくなので管理画面のキャプチャは新しいものにしていますが、デザインが異なるだけで基本的に現行バージョンも同じです。また長くなってしまうので数回に分けて書こうと思いますが、最終回にはセットアップが終わった状態のデータを配布する予定です。

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