SOY Shopプラグインの解説 公開側ページの全ページで表示

2014.02.19

前に商品レビュープラグイン(ID:item_review)で公開側にCMSタグを追加するためにsoyshop.site.beforeoutput.phpにスクリプトを書いたという話を記載しました。

SOY Shopプラグインの解説 公開側ページにCMSタグをを追加する


soyshop.site.beforeoutput.phpでは、ナビゲーションページからフリーページまでといった通常のページとカートページやマイページといったフォームの箇所だけシステム側から出力というページで仕様が異なり、この拡張ポイントでは冗長化してしまいます。


そこで、営業日カレンダープラグイン(ID:parts_calender)をベースにどのページでも表示する方法を記載します。






営業日カレンダープラグインはナビゲーションページのような通常ページでも、

カートページのような特殊なページでも表示されています。


はじめに構造を見てみると



利用している拡張ポイントはsoyshop.config.phpとsoyshop.info.phpの管理画面に関するものしかありません。

SOY Shopプラグインの解説 詳細画面の作成


では、公開側ではどのようにプラグインを表示しているか?ですが、


ナビゲーションページ、もしくはカートページを見てみると


<!-- shop:module="common.calendar_display" -->
	<section id="calender" class="info">
		<h1>定休日のご案内</h1>

		<!-- cms:id="current_calendar" -->
		//中のテーブルのHTMLは省略
		<!-- /cms:id="current_calendar" -->

		<!-- cms:id="next_calendar" -->
		//中のテーブルのHTMLは省略
		<!-- /cms:id="next_calendar" -->

		<p>色付の日は定休日です。<br>
		定休日にいただきましたご注文・お問い合わせは、休み明けにお返事いたします。</p>
	</section>
<!-- /shop:module="common.calendar_display" -->

shop:moduleというタグで囲まれており、

その中でcms:idが使われています。


shop:moduleというのはパーツモジュールのことで詳しくは下記をご覧ください。

パーツモジュールを追加する[要PHP] | SOY Shopマニュアル




今回のパーツモジュールはプラグイン用なので、管理画面での確認はできません。


このモジュールタグというのが、

/soyshop/webapp/src/module/site/以下に格納されており、

shop:module="***"の***の箇所はsite以下からドット区切りでファイルを指定します。

(.phpは省略)


今回のタグがshop:module="common.calender_display"なので、

/soyshop/webapp/src/module/site/common/calendar_display.phpとなります。


このファイルを開いてみると


SOY2::import("util.SOYShopPluginUtil");
function soyshop_calendar_display($html, $htmlObj){

	$obj = $htmlObj->create("soyshop_calendar_display", "HTMLTemplatePage", array(
		"arguments" => array("soyshop_calendar_display", $html)
	));
	
	if(SOYShopPluginUtil::checkIsActive("parts_calendar")){
		$displayLogic = SOY2Logic::createInstance("module.plugins.parts_calendar.logic.DisplayLogic");
		$currentCalendar = $displayLogic->getCurrentCalendar();
		$nextCalendar = $displayLogic->getNextCalendar();
	}else{
		$currentCalendar = "";
		$nextCalendar = "";
	}
	
	$obj->addLabel("current_calendar", array(
		"soy2prefix" => SOYSHOP_SITE_PREFIX,
		"html" => $currentCalendar
	));
			
	$obj->addLabel("next_calendar", array(
		"soy2prefix" => SOYSHOP_SITE_PREFIX,
		"html" => $nextCalendar
	));
	
	$obj->display();
}

このようにプラグインからロジックを呼び出してきて処理を行い、

最後にcreateAddでタグを作って出力しています。

(addLabel("***", array())はcreateAdd("***", "HTMLLabel", array())の省略形)


shop.moduleにすることで、

どのページでもコードが冗長化せずに表示することができるようになりました。


最後に

/soyshop/webapp/src/module/site/sample/hoge.phpと作れば、

shop:module="sample.hoge"となり、

この箇所はバージョンアップで上書きされませんので便利です。


もちろん、

管理画面でパーツを作って、そこでプラグインの呼び出しというのも可能です。


営業日カレンダープラグインでは

$displayLogic = SOY2Logic::createInstance("module.plugins.parts_calendar.logic.DisplayLogic");

このコードでプラグインの呼び出しをしています。

SOY App開発の説明 SOY2DAOでデータベースを利用する1


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